キャリア・カウンセリングの現場から

キャリア・カウンセリングをしていて嬉しい話を聞きました。

数ヶ月間、熱心に求職活動するも採用がなかった25歳の女性。

一人で頑張っていましたが、追い詰められて周囲に相談しました。

友人や家族からいろいろ助言をもらい、面接の練習にも付き合ってもらいました。

そうやって面接を受けたら、続けて2社から採用通知が来たというのです!

私が、「何が良かったと思いますか?」 と聞くと、

「気持ちに積極性が出てきたことと、笑顔で話せたことかな?」と、

今までにないニコニコ笑顔で答えてくれました。

「どうしたら積極的になってきたの?」と聞くと、

「今まで一人で落ち込んでいたけど、皆に相談したら元気になった!」とのこと。

「いろんな人の意見やアドバイスをもらうことが大事と分かった」とも言います。

それまで、親も含めて人に悩みを素直に出せなかったそうです。

ちなみに、なかなか仕事が決まらない人、一人で悩んでますね。

むしろ、親や家族にも心を閉ざして、自分だけで葛藤している人が多く、

そういうタイプの人、何故か仕事がいつまでも決まらないですね。

逆に、周囲とのつながりを大事にしていると感じられる人は、

なんだか自然と、仕事でも何でも良い方向に進んで行きます。

そういう人って、相談を受けていても重くないし、素直ですね!

反対に、仕事が決まらない人、何だか頑なで、重たいです!

人間の特徴の一つは、あれこれ「悩む」ことだと言います。

でも、どうも「良い悩み方」と「悪い悩み方」があるような気がします。

<悩み方にも筋道があるって、ホント???>

①先ず、最初に相談すべき人、話し合うべき人と話す。(両親、配偶者、上司など)

②次に、それでも解決が難しいと感じたら、第3者や専門家に相談する。

私たちが②の相談を受けた際、①を勧めて問題が軽快することは、多々あります。

だから、悩んだ時、その解決のプロセス(手順)が大切なんですね。

というより、「悩み」は材料(素材)であって、その自分の悩みの解決よりも、

もっと、貴重な、嬉しい、価値ある体験や機会を与えてもらっているのでは?

そんな風にも思えてきます。