【イキイキ健康ライフ倶楽部】のご案内

 

 

 現代的なストレス性の不調は、表面的な対処では解決しにくく、自律神経系、内分泌系、免疫系などの身体バランスが崩れるため、慢性的病気に進行することも少なくありません。こうした健康悪化を防ぐには、初期的な心身の変調からストレスに気づき、自覚的にストレス対処するセルフケアが大切です。

 

 健康予防では、何もかも医師や専門家に頼り過ぎるのではなく、先ずは、心身に現れた兆候(サイン)の意味合いを自己理解し、可能な自己対処(セルフケア)を能動的に工夫・実践するという、初期対応がとても重要です。

 

 ところが、日本では、セルフケアに必要な「ストレス理解」や「ストレス対処」に関して、これまで学校教育の中で全く教えていません。日常生活で必要な知識・スキルなのに、先生も親も学んでおらず、子どもは教わる機会が無くて、成人しても社会生活の厳しいストレスに対処するスキルを知らない、というのが実情です。

 

 しかし、欧米では、既に「ストレス・マネジメント教育」と称して、小学校から高校レベルに至るまで、ストレス事態における自己コントロール(セルフケア)能力を高める教育カリキュラムが体系的に実施されています。その効果は、単純な健康予防に止まらず、情緒安定や集中力の向上、いじめ等の人間関係の改善、さらにスポーツ等における能力発揮など、幅広い領域で成果や実績が得られてます。

 

 私は、これまで、学校のスクール・カウンセラーとして、また、職場のメンタルヘルス相談員として、時には、災害時のメンタルケア・ボランティアとして、子どもや大人を対象とした「ストレス・マネジメント研修」(セルフケア講習)を長年にわたって実践・指導してきました。

 

 未だ、日本の教育界では認識が薄くて浸透していませんが、誰でも学べば、子どもであれば学校生活やスポーツに活用でき、大人であれば仕事や人間関係のストレス対処に役立ち、結果的に心身の健康改善にも効果のある、各種の「セルフケア」の方法・スキルが沢山あることを知ってほしい、と私は願っています。